ストレスの多い現代社会においては、オナニー・セルフプレジャー（自慰行為、マスターベーション）をうまく活用することが有効です。
オナニー・セルフプレジャーの有効性については、オーストラリア・クイーンズランド州政府の公式ページ（Department of Health）にうまく整理されています。
そこに記載されている内容を簡単にまとめます。
オナニー・セルフプレジャーで心身を落ち着かせることができる。
精神的な幸福感が得られる
オナニー・セルフプレジャーの結果としてオーガズムに達することも多く、その時、脳内では快感や幸福感を生み出すホルモンであるエンドルフィンが放出されます。エンドルフィンはストレスに対する反応を制御し、最終的には気分を改善し、落ち着かせるように働くことが知られています。
さらに、女性の場合はオーガズムに達している間、子宮は収縮したり弛緩したりしながら、エンドルフィンと愛情ホルモンであるオキシトシンを放出します。
どちらのホルモンも体をリラックスさせ、幸福感をもたらしストレスを軽減します。
特に月経中に良い影響を与える可能性があります。オキシトシンは天然の鎮痛剤として作用し、生理痛の軽減に役立つと考えられています。
自己肯定感を高めることができる
いくつかの研究では、オナニー・セルフプレジャーとポジティブな身体イメージとの間に相関関係があることが判明しています。
特に女性の場合、より頻繁にオナニー・セルフプレジャーをする人は、快感を自分の身体の反応と関連付けることができるようになります。
これを実現すると、自分の身体に対する満足感が高まり、自己肯定感が向上する可能性があります。
睡眠の質を高めることができる
健康へのメリットはこれだけにとどまらず、オナニー・セルフプレジャーはよりよい睡眠を促し、ストレスを軽減し、リラックス効果を高めることもわかっているのです。
オナニー・セルフプレジャーは最も安全な性行為である
あらゆる性行為の中で、オナニー・セルフプレジャーは最も安全です。
ソロでオナニー・セルフプレジャーをすれば、性感染症にかかったり、妊娠したりする可能性はまったくありません。
最近は性加害やハラスメントなどが社会問題になっていますが、性的欲求や衝動をセルフコントロールする手段として、オナニー・セルフプレジャーは有効であり、他人に迷惑をかけるリスクもゼロということです。
セルフプレジャーは自分の理解する手段である
オナニー・セルフプレジャーを通じて、自分が何を楽しみ、何が嫌いかという自分自身の性的志向やフェチな要素を自覚することができれば、将来パートナーが見つかった時に自分が相手にして欲しいことやして欲しくないことを、よりよく具体的に伝えるのに役立ちます。
オナニー・セルププレジャーをする人にとってそれはセルフケアの行為であり、自己学習や自己啓発の時間だと考えようと提言しているのです。
性教育の重要性
古くからの考え方では、オナニー・セルフプレジャーを恥ずかしいと感じる人もいます。
また、セルフプレジャー（オナニー、マスターベーション）は男性だけのものだという誤解や、健康問題や変態性、性機能の低下、不妊などを引き起こすと非難されたこともありましたが、いずれも事実ではないと、オーストラリア・クイーンズランド州政府の公式ページは述べています。
自分が自身の身体と関係を持つことは何も恥ずかしいことではないのだ！と、お役所が言っているのです。
一方で、自慰行為に対する古くからの考え方や羞恥心や恐怖心を軽減するために、自慰行為に関するセックス・ポジティブなメッセージの正常化に取り組むことは社会の全員にとっての課題だと、オーストラリア・クイーンズランド州政府は述べています。
つまり性教育が重要だということです。
性的快感は非常に個人的なものであり、人によって異なります。
オナニー・セルフプレジャーはプライベートな場所で行うべき個人的な行為であると認識している限り、オナニー・セルフプレジャーは問題がないことを認識することが大事です。
そして、オナニー・セルフプレジャーは健康的で安全な性行為であり、自分自身をリラックスさせ、より幸せに、より快適に感じさせることができる行為であることを忘れないで、とオーストラリア・クイーンズランド州政府は伝えています。
まとめ
以上がオーストラリア・クイーンズランド州政府の公式ページで発信されている、オナニー・セルフプレジャーの有効性と社会的課題についての説明です。
私たちも心身を落ち着かせることができるオナニー・セルフプレジャーがストレスの多い現代社会に対応していくためにために有効な手段であることを理解し、うまく活用していくことによって、自分にも他人にも寛容な世界を実現できるのではないかと思います。
